好きな漫画が終わる

思い出吐き出す場所が欲しくて突貫工事した。

爆ベイに出会うまでコンシューマーゲーム畑だった私にとって初めてかもしれない、現役推しジャンルが終わるという体験。ゲームはあらかじめ終わりに向かってプレイを進めていくものなので覚悟とか特にいらないし、自分で進捗コントロールできるものなんだけど漫画とかアニメって違うんだね・・・良くも悪くも振り回されて、そして今ロスッ気がすごい。身を切られるようとはまさにこのことでは?心臓ミキサーで細切れにされてる感じ。

そもそもゲーム畑だから漫画やアニメもリアタイすることほぼなかったし、見るとしても全て終了済みのものだった。誰かと語ることも特に無かった。爆ベイだってその予定だったのに、まさかの現役連載やってると思わないじゃん・・・

3年前のある時、なぜか近所の本屋さんがライジング1巻を店頭特集してて、たまたま爆ベイのアニメを断片的に見たことあって目にとまり、すごい昔のなのに続きやってるの!?表紙めちゃ美しい絵柄になってんな!?って目をひかれ表紙買いしたのがきっかけだった。読んでみたら、ひと試合ごとにあまりにも爽やかな展開で、アニメとは全然違う、青木先生の持ち味に魅了されて全部読んでみたいと思った。とにかく爽やかで読後感最高だったんよ。ブレーダー同士のリスペクト握手、試合終わりに必ずある会場の拍手とかすごく印象に残ってる。

いわゆる原作無印が廃刊になってて電子書籍で全部買った。読んだ。やっぱりアニメと違う感じの爽やかさがあって最高だった。当時、児童向け少年誌連載ということもありコロコロらしさ要素が足されていた(と感じた)けど、おかげで骨太な熱さもあり、ホビーものってこんなに面白いのかと思った。逆に小学生時代なら読まなかったしハマらなかったかもしれない。なんか照れて茶化しちゃいそう。大人になってからだと素直に楽しめる気がする。

変わってライジングではアニキ連載ということもあり、大人向けの構成のように感じた。それでいて子供たちをマジで等身大で描く青木先生の才能はかなり貴重だと思う。りぼんとかだったらテーマになり得そうだけど(例:こどちゃ)、コロコロだと「この程度、スケールが小さい」で処理されそうな子どもたちの悩み、子どもにとっての大人の存在や影響力、それを軸にライジングを推し進めたのはすごい。この感覚、漫画を実際に読んで貰わないと伝わらないのが歯がゆい。逆に言うとかなり大人しい漫画とも言える。それは無印の連載から続けて読めば全然気にならないんだけど、まず無印布教するのが厳しいんよな。ライジングから入った私は珍しい方だったのではとTwitterやってて思った。私はこの3年で、ライジング全然布教できなかった。

その代わり(?)、日本のホビー実機の高性能さにすっかり感動してしまい色んな人をベイバトルに誘ってやった。全く知らない人でもバーストする瞬間すごくエキサイトしてた。すごくない?ほんまにベイ破壊演出が現実でできるねんで。しかも安全に。すごすぎ。ドライガーMS好きなのでMSシリーズ復刻して欲しかった・・・

アニメと漫画でキャラクターの設定や展開もかなり異なるのが、私にとってはすごく刺さるポイントだった。普通は乖離してたらダメなんだろうけど、たくさんのifが見られることは、供給の少ないコンテンツにはまった身としては最高だった。レイさんがさ~~~~~~~も~~~~~~~(語りに数年かかるので割愛)

その漫画が、いよいよ終わる。新タイトルで新連載をまだ期待してるけどどうなるかな。正直編集部からの告知がほとんど無いから「締まる」って感じがなくて、ただただ区切りが付けられず喪失感を抱えて4巻発売日前日まできてしまった。大逆転を期待してここに記す。

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